Entry: main  << >>
vol.209 アグリ知財ニュース (7/8-7/15)

こんにちは。アグリ系弁理士の吉永貴大です。

 

私の知り合いの大学院生(女性)が、いま、カンボジアに留学しています。

 

今はフェイスブックなどで気軽に連絡が取れるので、

 

「カンボジアではコピー商品の状況はどうなってる?」

 

と質問したところ、驚くような答えが返ってきました。

 

続きは編集後記で。

 

*******************

 

1.アグリ特許に関するニュース

 

【化粧品】化粧品の特許権訴訟、ファンケルとが和解 (YOMIURI ONLINE 7/9

 

 

2.アグリ商標・ブランドに関するニュース

 

【商標】茶ッピーが標登録 (朝日新聞 7/10

 

【商標】中国、今治タオルの商標異議却下 名称のみ再審査へ (47NEWS 7/10)

 

【ブランド】アグーブランド豚肉、識別システム構築 DNチップを活用 (琉球新報 7/10
 

【商標】秘伝味噌だれ、商標登録取得 川の「報徳屋」 (Yahooニュース 7/11

 

【商標】「極」使用できず 後牛の高級ブランド (大分合同新聞社 7/12

 

 

3.品種登録・種苗法に関するニュース

 

【新品種】タキイ種苗、キャベツの新種「潮岬」を発売 (毎日jp 7/8

 

【新品種】新技術 稲の出穂早め遺伝子特定 突然変異でコシヒカリに伝わる 農業生物資源研究所 (全国農業新聞 7/12

 

【品種登録】ツバキ、夏に開 サザンカと接ぎ木成功 (Yahooニュース 7/12

 

 

4.海外の知的財産に関するニュース

 

【中国】楽購がラオックスを訴えた判で敗訴 商標権侵害で (人民網 7/8

 

【中国】北京市ブランド都市計画 商標戦略推進で企業に保護や教強制も (サーチナ 7/9

 

【米中】米国、三一重工のクレーンに対して「337調査」開始 (新華網 7/12

 

 

5.アグリ知財部だより(法律や審査基準の改正情報やアグリ分野の政策情報など)

 

【弁理士試験】平成25年度弁理士試験論文筆記試験(必須科目)問題及び論点えお掲載 (特許庁 7/5

 

【産学連携】川崎信金と明大研究・知財戦略機構地域中小企業貢献のため連携協定 (IP-NEWS 7/9

 

【著作権】BSA、報奨金きっかけに組織内違法コピ通報件数が過去最多と発表 (IP-NEWS 7/9)

 

【早期審査】「特許出願の早期審査・早期審理ガイドライン」改訂(アジア拠点化推進法関連出願の追加)についてを掲載 (特許庁 7/10

 

【審査基準】特許出願におる拒絶理由通知の応答期間の延長に関する運用の変更についてを掲載 (特許庁 7/10

 

【早期審理】特許の早期審理の運用の明確化にいてを掲載 (特許庁 7/10

 

*******************

 

【編集後記】

 

カンボジアといえば、発展途上国のイメージ。

 

とはいえ、東南アジアの多くの国に日本企業が進出しているので、

 

カンボジアでも日本のブランドが浸透しているかと思いきや、

 

彼女曰く、

 

「日本ブランドのニセモノはたくさんありますよ。といいますか、本物はありません。」

 

は?本物がない?

 

よくよく聞いてみると、こんな状況らしいです。

 

カンボジア国内で販売、消費されているものの99%は偽物だと思います。たとえば、NotionalNationaSONYOとか。農業機械だと、クボタと書いてあるのですが、書体がおかしいもの。日本製品の肥料だと書いてあるのですが、漢字を全部チェックすると、中国の漢字書体があります。普通です。日本人でないと違いが見分けられないと思います。東南アジアの農家さんは、これは日本製品だからいいものなんだって自慢げに話してくれるのですが、農業機械、肥料など高額なもので騙されているのを見ると悲しくなります。」 (原文ママ)

 

…ニセモノはある程度出回っていることは予想していましたが、これは予想以上に深刻な状況ではありませんか?

 

東南アジアの知財戦略を疎かにしていると、気付いた時には日本ブランドがズタズタにされ、もはや回復不能に陥る恐れがあります。

 

なお、カンボジアはマドリッド協定の加盟国ではないので、国際登録はできません。

 

そのため、カンボジアではパリ条約に基づく出願・登録が必要です。

 

御社では、カンボジアのブランド対策は万全ですか?

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。



※※追伸※※

カンボジアから追加情報が届きました。

農業機械に関しては、日本製が出回っていて、特に、クボタ製品が多いとのこと。

収穫作業には代行サービスをする企業が存在し、他県からトラックでクボタの大型収穫機を持って来て収穫をするそうです。

「排水作業用ポンプは、新品、中古で日本製品を購入することができるようで、皆さん日本製品を好んで購入しています。
何年使っても壊れにくくて丈夫だからいいって、笑顔でいってくれます。」(友人:談)

日本製品が海外で活躍し、現地の人が喜んでいる話を聞くと、こちらも嬉しくなりますね。
 

| 吉永国際特許事務所 | 15:55 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
Comment
吉永先生、
いつも楽しく拝読させていただいております。農業機械ではないですが、アフリカでもヨーロッパから流れてくる日本製の中古車が壊れにくく、大人気らしいです。先進国では車でも何でも製品ライフサイクルがどんどん短くなっており、長持ちという地味な日本製品の魅力が評価されなくなってきて寂しいですが、まだまだ評価してくれる人達がいてくれてうれしい限りですね。
Posted by: 武内麻矢 |at: 2013/07/23 10:34 PM
武内様
コメントありがとうございます。ヨーロッパで知財に関わっている武内様ならではの情報ですね。たまに日本で引退した地下鉄車両が海外で現役バリバリで走っている様子を見ると、こちらも嬉しくなりますね。
Posted by: 管理人 |at: 2013/08/29 3:25 PM








Trackback

Calendar

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>

Profile

Search

Entry

Comment

Archives

Link

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode